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高専出身者の『転職体験記』

半導体を学んだ高専卒。技術者として、装置に携わりたく、プライム上場 半導体製造装置メーカーのグループ企業へ

Information
    • 原口 健二 氏 / 32歳
    • 熊本高等専門学校(旧:熊本電波高専 熊本キャンパス)電子工学科 卒
      昇降機等検査員
      FP3級

① 高専への進学理由。そして高専で実際に学んだこと

そもそも高専に進学した理由は、家から通えて偏差値も適度に高く、校則が緩いから……程度の動機しかありませんでした。
私個人の志望動機等には、参考に出来る部分は多くはありません。
私の在籍した高専は、全国でも珍しくクリーンルームが設置されており、半導体の勉強だけは(卒研に絡むので)頑張りました。卒業研究では、前工程プロセスにおける結晶成長を学ばせて頂きました。

就職活動は、都会に出られる大手であれば何でも良いと適当に決めました。(これは本当に良くなかった。)

※クリーンルーム:半導体の研究などが行われる、埃が舞わない特殊な環境。

② 前職での担当業務や実務経験+転職するに至った理由

【1社目】
5年間、エレベーターメーカーの機械系のフィールドエンジニアとして勤めました。高専時代の電気回路の知識が役立った記憶があります。
しかし労働環境が芳しくなく(この手の業界はどこもそうだと推測しますが)、とにかく属していた業界から1日でも早く脱する為に転職を決めました。

【2社目】
狭い業界であり、特定を避ける為かなり大雑把となりますが、機械のクリーニング的な技術営業職を5年間していました。
この会社への転職の決め手は、福利厚生の良さと面接時に言われた働き方の点に好感を持てた為です。(補足:営業職に転職した理由は、1社目を辞めることが出来れば何の職種でも良かったので特にありませんでした……。)
高専時代に半導体の勉強をしていたことは、お客様の製造プロセスを理解するのに多少なりとも役に立ちました。

正直、2社目の仕事を続けていくことも選択肢として十分ありましたが、以下2点の理由により「良い転職先が有るなら辞めようかな?」くらいの気持ちで(株)エリートネットワーク殿に依頼をしました。
その為、他の依頼者様方と違い非常に転職活動のモチベーションが低く、担当転職カウンセラーの松浦様にはご迷惑をお掛けしたかと存じます…。

【ポジティブな理由】
お客様と一緒に試行錯誤しながら、品質・歩留まり改善を進める仕事にはやりがいがあり、サプライヤーの営業マンとしてではなく(お客様のような)技術員として、より直接、装置に携りたくなった為。
ついでに給料上がれば良いなー、くらいの考えでした。

【ネガティブな理由】
人事制度が、会社への奉仕精神などあまり持たない私には納得出来ない内容に変わり、仕事や組織へのモチベーション維持が難しくなった為です。

③ 高専卒業時の就活の際に比べ、新たにこだわった点。逆に、こだわりを捨てた点

独身時代は趣味を充実させたく、ライフワークバランスや福利厚生を重視して転職していました。
妻子がいる現在は、多少ライフワークバランスが犠牲となっても、賃金の高さを中心に検討しました。
この考えは、逆になる人の方が多いかもしれません。

④ 転職活動の反省点

【反省①】
「無い袖は振れぬ」こと。
外国語なども含みますが、プライベートでもう少し自発的に勉強しておけば良かったと思います。

【反省②】
家族の意見を聞き過ぎたこと。勤務地や条件などなど……、自分の芯が無かったと我ながら思います。
とは言え、何の為に働いてるのかと言えば家族の為ですから、しょうがないかと思います。
転職を承諾してくれた妻に多謝でございます。

⑤ 次の職場に賭ける意気込み

結果的には、お陰でポジティブな理由の軸で転職することが出来ました。
担当エージェントの松浦さんにはかなり色々フォローして頂きました。この場を借りて、多謝申し上げます。
とにかく、身体を壊さないように家族の為に働きたいと思います。

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