高専出身者の『転職体験記』
高専卒、機械エンジニア32歳。結婚を機に、残業減を叶えられるプライム上場 電池・電源装置メーカーの生産技術職へ
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- 前職
- 【東証プライム上場 空調機器メーカー】
製造部 エアコン室内機の熱交換器組立ライン担当
→グローバル事業推進部 海外新工場の立ち上げプロジェクト
→製造部 エアコン室内機の熱交換器組立ライン担当(マネジメントも経験)
- 現職
- 【東証プライム上場 老舗電池・電源装置メーカー】
生産本部 製造技術部 リチウムイオン電池の生産技術(機械エンジニア)
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- 平野 順二 氏 / 32歳
- 国立 北九州工業高等専門学校 制御情報工学科 卒
品質管理検定3級
機械保全技能士2級
① 高専時代を振り返って
中学生だった当時は、これから先あまり勉強をしたくない、という思いがあり、高校卒業後に大学へ進学するという選択肢を全く考えていませんでした。そうなると、自ずと高校卒業後は就職するという考えになり、少しでも就職に有利な高等専門学校に進学しようという結論に至りました。
「もっとちゃんと勉強をしておけば良かった」と今になって思いますが、高専在学時は留年しない程度でしか勉強しておらず、これと言って何かに熱心に取り組んだワケではありませんでした。
ただ、高専時代は工作機械に触れる機会があったおかげで、就職先でも設備を触ることができたり、モノ作りに対しても知識や基礎を身に付けることができたと思います。
② 入社した会社での担当業務、転職に至ったきっかけ
主に製造現場で日々の生産活動を担当していました。その生産活動で生じるトラブル(人的トラブルや設備トラブルなど)の対応したり、SQCを向上させる改善などを主に行ってきました。
高専で学んだ知識が活かされた場面で言うと、製図であったり、機械(設備)の使い方や保守保全的な知識です。
転職を決めたキッカケは、結婚をしたことでもう少しプライベートに割ける時間を持ちたいという思いが大きかったです。
③ 転職においてこだわった点
高専時代は特に何も考えず、『大手企業である』『就活が早く終わる』『地元を出て新しい土地で暮らしてみたい』という理由で就職先を選びました。
今回の転職活動では、改善活動がメインになる仕事や、前職よりも残業が少ないこと(=プライベートに時間が割けること)を軸に転職先を決めるようにしました。
④ 転職活動を通じて気づいた点
転職活動に踏み切るには、相当な覚悟がいるということを痛感しました。
特に、10年以上働いていた会社からの転職だったため、前職の職場の方とはプライベートでも深い交流があり、転職することがある種の裏切りにも思えましたが、そこは自分の人生でもあるし、職場が変わったからといって切れる縁でもないというお言葉もいただいたので踏み切ることができました。
また、高専卒という経歴は就職にも転職にも大きな武器になると感じました。それは、学生時代から工業系の勉強や実務経験をしているため、最低限の知識や技術を持った状態で社会に出ているからです。
⑤ 次の職場にかける意気込み
前職とは扱う製品が全く異なるので、ゼロからの意識で1年間である程度製品や会社の風土を理解し、適応していきたいです。その中でも、前職で学んだスキルや自分の色を出していけたらと思います。
また、これからライフスタイルの変化も多々あると思うのでその中でも楽しみながら仕事をしていきたいです。
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