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高専出身者の『転職体験記』

商船高専 専攻科卒39歳。海事鑑定人、ガスセンサーメーカー技術営業を経て、結婚を機に関東への移住も叶う東証プライム上場総合オートメーションメーカーへ

Information
  • 転職体験記
    • 井東 慎一 氏 / 39歳
    • 国立 大島商船高等専門学校 商船学科機関コース 卒
      国立 大島商船高等専門学校 専攻科海洋交通システム学 卒
      北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科 卒
      船舶に乗り組む衛生管理者
      衛生管理者1種
      品質管理検定(QC)3級
      ITパスポート

① 船舶関連業界を志した新卒での就活

私は高専本科、専攻科で商船学を学び、その後大学院で材料科学を専攻しました。
幼少期から船は身近な存在で、「山口県少年少女の船」に参加して船旅を経験したり、叔父に会いに行くためフェリーへ乗船したりと、船に関わる思い出は数多くありました。そのため、将来は船舶や海事産業に関わる仕事に就きたいと自然に考えるようになりました。

新卒時の就職活動でも、その思いは変わりませんでした。私は機関系(エンジン系)を専攻していたことから、大手船会社だけではなく、船舶用エンジンメーカーや船舶関連機器メーカーなど、船に関連する業界を中心に応募していました。幸いにも希望していた大手企業から内定を頂くことができましたが、体調不良などが重なった結果、留年することになり、内定を辞退せざるを得ませんでした。
当時は非常に悔しく、その後も「もしあの時入社できていたら」と考えることもありましたが、今振り返ればこの経験は自分自身の成長の原点になっていたように思います。

② 一度目の転職を決意した理由

卒業後は民間検査機関へ入社し、海事事業部で海事鑑定人として勤務しました。
主な業務は入港する外航船の喫水検査(船舶の積み荷の重量測定)、補油検査、荷役検査などであり、海外船員との英語でのやり取りも日常的に行っていました。責任感と正確性が求められる仕事でしたが、幼い頃から興味を持っていた船に直接関わることができ、大きなやりがいを感じていました。

しかし一方で、年間休日の少なさや不規則な勤務体系に対し、次第に将来的な不安を感じるようになりました。長期的なキャリアやライフプランを考えた結果、約5年半勤務した後に転職を決意しました。

③ 二社目は異業種へ

次に入社したのは東証スタンダード市場に上場するグループ企業の電子部品・ガスセンサーメーカーで、技術営業職として約4年半勤務しました。
回路設計を含む技術提案や顧客対応を担当し、その後はアルコール検知器事業にも携わりました。営業活動だけでなく、マーケティング業務、システム会社との連携、大手企業との協業、ホームページやSNSの運営、さらにはSFA導入推進など、幅広い業務に携わる機会を頂きました。

この会社での実務経験は私にとって非常に大きな財産になりました。海事鑑定人時代に培った現場対応力やコミュニケーション能力に加え、営業職としての提案力や交渉力、マーケティングの知識など、多面的なスキルを身につけることができました。
異業種への転職ではありましたが、その実務経験が結果として今回の転職活動で評価されることになったと感じています。

④    人生の転機を迎え二度目の転職

39歳の時に、結婚という人生の大きな転機を迎えました。夫婦双方の両親が東日本に住んでいたこともあり、今後の生活や将来設計を考えた結果、関東圏への移住を決意しました。
そこで転職活動を開始し、「勤務地が関東であること」「待遇面が現職以上であること」そして「これまで培ってきた実務経験を活かせる営業職であること」を条件に企業を探し始めました。

⑤    転職活動のうまくいった点・苦戦した点

今回の転職活動を振り返ると、うまくいったことと苦戦したことの両方がありました。
うまくいった点は、自分のキャリアを一つのストーリーとして説明できたことです。海事鑑定人としての現場経験、英語を用いたコミュニケーション経験、メーカーでの技術営業としての提案経験やマーケティング経験など、どれも一見すると統一感の無い経験ばかりでしたが、それぞれが自分の強みとしてつながっていることを面接でしっかり伝えることができました。

一方で、転職活動当初は決して順調だったわけではありません。
(株)エリートネットワークへ相談する前には、別の転職サイトを利用して活動を進めていました。
複数の企業で選考を受け、中には二次面接まで進んだ企業もありました。
しかし、選考が進む中で収入面が希望に達しなかったり、残業時間や働き方に不安を感じたりすることもありました。そのため、「内定を取ること」と「納得して入社できる会社を見つけること」は全く別のことだと実感しました。

そんな中で出会ったのがエリートネットワーク様でした。
初回の面談から非常に親身に相談に乗っていただき、私自身も気づいていなかった強みや市場価値を客観的に整理していただきました。また、単に求人を紹介するだけではなく、私の希望する働き方や休日数、将来のキャリアプランまで踏まえた上で求人をご紹介いただきました。
そのため、紹介いただいた企業については非常に高い納得感を持って選考に進むことができました。

さらに、面接が決まってからのサポートも非常に手厚いものでした。企業ごとの特徴を踏まえながら、これまでの実務経験をどのように伝えるべきか、転職理由や志望動機をどう整理するべきかについて一緒に考えていただきました。そのおかげで、自信を持って面接へ臨むことができました。
また、面接後にはすぐに連絡をいただき、私の感触や考えを迅速に企業へ共有してくださいました。自分では伝えきれなかった部分についてもフォローしていただき、企業との相互理解を深めるサポートを行っていただいたことが非常に印象に残っています。

結果として、エリートネットワークからご紹介いただいた求人については、書類選考から面接、内定獲得まで非常にスムーズに進み、ご紹介いただいた企業のうち一社から内定をいただくことができました。
もちろん、これまで積み重ねてきた実務経験が評価されたことも大きいと思いますが、自分に合った企業とのマッチングや選考中のきめ細かなサポートがあったからこそ実現できた結果だと感じています。

⑥    これまでの積み重ねを活かして

内定を頂いた企業には、勤務地や入社時期についても希望を考慮していただき、待遇面を大きく改善することもできました。年収面も向上し、家族との将来設計を考える上でも非常に満足できる結果となりました。

何より嬉しかったのは、新卒時に叶わなかった「大手企業で働く」という目標を実現できたことです。新卒時の挫折から始まり、海事鑑定人としての実務経験、メーカーでの技術営業やマーケティング経験、そして二度目の転職活動まで、一つひとつの実務経験が積み重なり、今回の結果につながったのだと思います。

遠回りをしたように感じることもありましたが、その過程で得た実務経験や知識、人との出会いはどれも無駄ではありませんでした。むしろ、新卒時には持っていなかった視点や強みを得ることができたからこそ、今回の転職を実現できたと感じています。
新しい環境では初心を忘れず、これまで培ってきた実務経験を活かしながら会社と社会に貢献していきたいと思います。そして今回の転職を人生最後の転職にするという覚悟を持って、新たなキャリアを築いていきたいと考えています。

転職体験記に記載されている氏名は、ご本人のご要望により仮名を使用している場合があります。

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