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高専出身者の『転職体験記』

ロボコンに憧れた高専卒、中小企業2社経験の後、東証プライム上場の精密化学メーカーへ

Information
    • 小杉 広夢 氏 / 30歳
    • 国立 都城工業高等専門学校 機械工学科 卒
      CAD:AutoCAD、3DCAD
      プログラミング:C++

① 高専に入学した理由、そして高専でどんなことを学び、就活ではどのような志向だったか

小さい頃からテレビでロボコンを見る事が好きで、大きくなったらロボコンに出てみたいという思いがあった。そんな中で進路を決めるときに、ロボコンの中にも高校ロボコン・高専ロボコン(さらに大学ロボコン)があることを知り、せっかくなら最も有名な高専ロボコンに出たいと言う思いから高専に進学。
入学後はロボコン部に入るが、上下関係や部内規則、活動時間等の関係で個人的に続けることが困難になり一年で退部し、新しく部活(漫画研究会)を立ち上げた。
学業面では、設計や実作業(旋盤等)、機械系やプログラム系の座学を学んだ。
就職活動では、人が生活していく上で欠かすことのできないインフラや病院関係等の就職先を探した。

② 入社した会社での担当業務、体得したスキル。高専で学んだ知識が活かされた場面

最初に、病院等で主に患者さんが使用する各種機器の導入・メンテナンスを行う部署に配属される。
入社してすぐに先輩に同行しながら導入・メンテナンスの両方の業務を行った。
業務の中で、社内や取引先とのこまめなホウレンソウ(報・連・相)の大切さを学んだ。
その後、労働時間や高専で学んだ事を活かせ切れない業務内容等の問題で退職。
電気・送電用の鉄塔設計を行う会社へ転職。
そこでは、高専時代に学んだ“強度”に関する理論や考え方を生かしながら仕事を行った。

③ 今回転職するに至った理由

5年程働いた後、協力会社の立ち上げの支援を行うことになり、その協力会社へ転籍。
当初は、諸条件等は変わらないとの話であったが、小企業であることを理由に年間休日やボーナス等、複数の待遇面で条件が悪くなってきた為転職を決意。

④ 譲れない軸、逆に、従来のこだわりを捨てた点

インフラ等の、多くの人が生活していく上で必要とされる仕事に重きを置いて転職活動を行った。
また、待遇面は年間休日120日以上等、私生活も充実させることが出来る点をこだわった。

⑤ 次の職場に賭ける意気込みや覚悟

上場している企業であり、面接の中で、広い知識・経験が必要との話があったので、実務に必要な知識を早く身に付け、まずは広く浅く、そこから広く深く業務が出来るようになりたいと思う。

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