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高専出身者の『転職体験記』

22歳高専卒女性、首都圏から地元近くの老舗化学メーカーへ

Information
    • 基山 恵子 氏 / 22歳
    • 久留米工業高等専門学校 生物応用化学科 卒
      危険物取扱者(甲種)
      酸素欠乏危険作業主任者
      有機溶剤作業主任者
      高圧ガス製造保安責任者(乙種化学)

①    前職を選んだ理由

学生時代に化学・生物を専攻していましたが、インターン時に間近で見た迫力のあるプラントに心奪われ、プラントの設計に携わりたいと思うようになりました。

しかし、化学や生物を専攻していたため、化学会社では自分の就きたいポジションに就くのは難しいだろうと考え、前職のプラントエンジニアリング会社へ就職しました。

②    前職の業務内容・スキル

就職後は配管設計を行う部署に配属され、初めて見る部品や機器、設計の基礎について学びながら業務に携わってきました。機械の構造や専門ソフトの操作方法など、わからないことが多くありましたが、先輩方に優しく教えていただいたお陰でスムーズに業務を進めることができました。

③    転職を考えたきっかけと理由

しかし、業務を行うにつれて、就職時に抱いていたイメージとギャップが生まれるようになりました。
具体的には、
・就活時に転勤の無い会社を選んだが、実際には数か月単位での長期出張が多く、自分の抱いていた社会人生活のイメージとは異なっていた。(これについては、完全に就職時のリサーチ不足でした)
・同級生が化学会社の設計ポジションで働いており、私も同じようなポジションで働きたいと思うようになった。
・祖母が倒れてしまったが、実家から遠く離れた場所での就職・コロナ禍であったため、地元へお見舞いにも行くことができなかったことから、地元に近い場所に自身の拠点を置きたいと思った。

④    転職活動時の優先順位

転職活動時には「化学会社の設計ポジションで働きたい」という思いを一番に考え、活動を行いました。また、上記以外の理由については、絶対ではないが転職を期に改善できれば良い、と考えていました。

⑤    転職を通じて気づいた点や学んだ点について

転職では、自分をアピールする力が必要だと強く感じました。私は自分自身をアピールすることを苦手に感じており、面接時の予期しない質問にうまく答えられないことが多くありました。そのため、事前に自分の考えをきちんとまとめておくことや面接練習の大切さを実感しました。

以上

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