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高専出身者の『転職体験記』

高専卒28歳、北海道の食品工場から関東の工業製品メーカーへ転職

Information
    • 原口 宗太 氏 / 28歳
    • 国立 工業高等専門学校 機械工学科 卒

・まずはじめに

最初に転職活動にお力添え頂きました皆様、特に株式会社エリートネットワーク(以下エリートネットワーク様と呼称させて頂きます)の転職カウンセラーの梨本様、並びに関係者の皆様、本当に有難う御座いました。

・学生時代について

北海道の工業高等専門学校で機械工学科を専攻しており、製品品質や製造ライン改善に興味を持っておりました。高専では恥ずかしながら諸事情により2年留年をしており、このことから違う年齢の方々との向き合い方や、ちょっとのことでは折れない心の持ち方を学びました。

新卒で入社した企業を選択する際、実はあまり乗り気では無かったように覚えております。なぜならこの企業(仮にA社と呼ぶ)は本州に本社を置く食品メーカーであり、専攻とかけ離れていた業務内容に思えたからです。

・A社での業務内容

A社では北海道工場の食品を加工する工程を担当し、退職するまでの5年半異動すること無く同じ部門におりました。業務では高品質な製品を効率よく生産する為に、人員の回転を常に把握・予知しながら動くこと、衛生面や動線等の工夫といった下準備が特に重要なことを学ばせて頂きました。

またA社は前述したように大都市圏に本社がある企業であり、本社と地方工場では職務に対する考えや取り組み姿勢、勤務態度等が全くの別物の様に感じられることがありました。

・転職背景・きっかけ

生産活動以外の業務を勤務時間外に行うことすら不可能な程の生産量であり、現場社員が生産以外の業務に携わることが難しい状況が慢性的に続いておりました。また、これによって生産品質だけでなく人員の意欲を低下させる要因となっていました。

この為、3年程前から転職を考えておりましたが、母校出身の後輩の入社や私自身の昇格等があり、もう一度頑張ってみようと再考致しました。
しかし私の力足らずでもあるのですが、企業全体の退職者も今までと比べ物にならない程多くなっておりました。また同時に本来の高専での専攻に近い工業系の職種で働いてみたいという欲求も強くなってきておりました。

・転職活動では

A社が上記の状況だったので、職場環境を改善する為の勉強をしながら職務に就きたいこと。また地方と都市部との職務への考えの違いを経験した為、関東圏での就職を希望して転職活動を始めました。

転職に関しては在職中にハローワーク様にて説明を受けておりましたが、A社のとある上長の勧めもあり、有給休暇消化期間から複数社の転職サイト様にお願いしておりました。この際にエリートネットワーク様の『高専転職ガイド』の存在を知りました。高専卒には丁度良いのでは?と考え登録をさせて頂きました。

担当をしてくださった梨本様には最初のスカイプ面談から始まり、履歴書や職務経歴書の指導、求人への応募から面接の日程組みまで事細かにお力添え頂きました。もっと言えば私の転職活動に時間を割き過ぎず、自分の身体をもっと労わってほしいと言ってしまった程です。

また転職活動が北海道在住では難しいと考え、マンスリーマンションを借りて東京近郊へ移住をした際には、即エリートネットワーク様のオフィスへお呼び頂き、転職情報やアドバイスを頂く等、今後の転職活動の基礎を学ばせて頂きました。

・転職活動を通じて

2019年10月から12月までの約3か月の転職活動で以下のことを学びました。

●在職中の転職活動は時間的・体力的に困難である為、二の足を踏む方が多い。
●転職の切り出しは、上長の長期出張を考慮に入れるべきだった。この為、私は退職希望月から3か月程度遅れて退職することになった。
●在職期間中に転職活動を行わなければ無職期間が生じ、手続き等余分な事柄が生じる。
●応募先の企業様にも就業規則や内情があるので、退職や転職活動時期を在職中に熟慮すべきだと感じた。
●面接官は同じ職場で働く同僚であり、面接という機会は試される場ではなくお互いを知る場である。この為、面接自体を楽しんでも良い。

・次の職場への意気込み

最終的には梨本様のお力添えもあり、2020年2月1日付入社で関東圏にある工業用製品メーカーにてオペレーターとして内定を頂きました。前職とは全く違う業界への転職ではありますが、中途社員としての強みを活かして日々新入社員以上に学び、一日でも早く戦力として活躍できるよう努力致します。

最後に梨本様、ならびに株式会社エリートネットワーク様の皆様、本当に有難う御座いました。

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