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高専出身者の『転職体験記』

一部上場 電力会社の送電部門から、再生可能エネルギー発電会社の渉外部門への転職

Information
    • 青木 明 氏 / 27歳
    • 国立 工業高等専門学校 電気工学科 卒

私は、地元の工業高等専門学校の電気工学科を卒業し、一部上場の大手電力会社に入社しました。
入社に至った理由は全く隠さずに書きますが

・激務ではないが、高給というイメージがあった
・誰でも知っている大企業で優越感に浸れた
・長男という立場上地元での就職が望ましかった
等が主な理由です。

もちろん面接等では地域の人々の暮らしを支えていきたいなどと、思ってもいない表向きの理由を言いましたが、そのような立派な志があって選んだ会社では無かった為、入社してからはイメージと現実のギャップにより、すぐに会社を辞めてしまいたいと思うようになりました。
そんな中でも家族の説得や、入社してすぐに辞めたのでは次の会社に行っても使い物にならないレッテルを張られる事を危惧し、なんとか7年間電力会社で働いていました。

そんな中で、今回転職活動に踏み切ったのは3つ理由があります

1つ目は学歴至上主義です。
私のように最終学歴が工業高専の社員は大学院卒、大学卒とはそもそも敷かれているレールが違って、どんなに努力してもその評価がひっくり返ることがない事を理解した時、仕事を頑張る気になれなくなってしまいました。
加えて、工業高専卒と高卒の評価はそう変わらないという点が納得出来ませんでした。

2つ目は自分の仕事に誇りが持てなかった事です。
大企業なので経営層との距離が離れ過ぎており、企業がどういう方向に進んでいきたいのか、どんな事に困っているのか、どんな仕事を求めているのか・・・・・・・全く分かりませんでした。
突き詰めて言えば、自分の行っている仕事の存在意義が分からず、こんな仕事しなくても誰も困らないじゃないか → じゃあ私はなんの為に仕事をしているの?
と思うようになりました。

3つ目は愛社精神が持てなくなってしまった事です。
東日本大震災での原子力発電所事故以降、原子力発電所の安全神話は完全に崩れたと個人的には思っています。
ましてや、あの原子力による被害を見た中で、裁判を起こしてでも強行に原子力発電所を稼働させようとする会社の経営方針を懐疑的にしか見られなくなってしまいました。
転職活動は会社に勤めながら活動を行うものなので、エージェントへの登録は必須と思い、
「大手電力会社から新電力へ」 という転職体験記を記載しておられた 「エリートネットワーク」 と 「関西での求人に特化した転職サイト」 と 「エンジニアの転職に特化した転職サイト」 の3つに登録しました。

エリートネットワーク様からは登録した当日か翌日に、すぐさま転職カウンセラーの小中出様より連絡があり、私の仕事内容にも精通しておられ非常に話しやすい方だったのですぐに会う約束をしました。
同時期に3社登録したにも拘わらず、他の2社から連絡があったのは実際に小中出様と面談を行った後だったように思います。

小中出様とのカウンセリングでは、転職に至った理由やどういった企業に興味があるか等の転職を行う上で必須と思われる事柄はもちろん、中学受験を行った事や工業高専に進学した理由、行っていたスポーツ活動に至るまで様々な話をしました。
一見転職活動に関係なさそうな話もするのだなと思って話していましたが、それが意外と重要で、いかに面接官や人事担当と共通点を見出せるかがポイントだそうです。

他の2社ではいかにもマニュアルに沿ったようなやりとりを行われたり、高専という学校の存在を知らなかったりとクレームをつける程だったのに対し、小中出様は親身に相談に乗って下さり、「必ず本年度中に転職しましょう」 と勇気付けて下さった為、励みになったのを鮮明に覚えています。

また、紹介していただける求人の質と書類選考の通過率が、エリートネットワーク様と他の2社の間に雲泥の差がありました。

エリートネットワーク様に紹介していただいた求人は関東で3つ、しかも会社はだれもが知っているような上場企業のみでしたが書類選考はすべて通過し、内定を2つ頂くことができました。もう1つも落ちた訳ではなく辞退しましたので、すべてに合格したということになります。
内定を頂いた1社に4月から働かせて頂く事になっていますが、仕事内容も給料も満足しています。

その他の転職サイト2社は、まとめますが30社ぐらいに書類選考をお願いし、書類選考が通過したのは4社で内定を頂けたのは3社でした。
電力会社という独占企業に在籍していた為、なかなか他業種で仕事を探すのは難しいようで内定頂けた3社のうち2社が品質管理業務でもう1社は営業のような仕事でした。
関東と関西とを比べると市場規模が違いますので一概に比較は出来ないかもしれませんが、この書類選考の通過率の違いは、転職エージェントの努力によるところが大きいのではないか? と思っています。

直接聞いた訳ではありませんが、小中出様は書類選考が通過しやすいように、応募先企業の人事担当や、採用担当に 「この人はこういう人柄で、こんなことを今まで頑張ってきたから、こういう仕事で活きるのではないか」 とか、かなり具体的なアプローチをしていて下さったのではないかと感じております。
その他の転職エージェントがどのように書類を送っているのかは知りませんが、15社に書類を送っても2〜3社の通過率が普通ですと言われました。
応募したい企業を絞って、必要最小限の書類選考を行う小中出様と、下手な鉄砲数打ちゃ当たる作戦の他の転職エージェントには雲泥の差があると思いました。
転職活動を行う上でエージェントとはパートナーと言っても過言ではありません。
小中出様と共に転職活動を進められた事が、転職に成功した一番の理由です。

最終学歴が工業高専で、電力会社という独占企業で業務を行っていた私にとっては、他の会社に転職するというのはなかなか難しい所ではありましたが、頼りになるエージェントのおかげで転職に成功することが出来て、本当に感謝しております。
小中出様には感謝しても感謝しきれません。

書類選考を通過すれば当然1次面接がある訳ですが、面接対策についても具体的にフォローをして頂けた為、事前に聞かれるであろう質問を想定して準備を行う事が出来ましたし、激務の中、休日でも面倒臭がらずに親身になってアドバイスを頂けました。
「面接官と仲良くなってきて下さい」 というアドバイスを忠実に実行出来たため、一つとして落ちることなく合格を手にすることが出来たと思っています。

そうこうして、関東の魅力のある企業2社から内定を頂き、関西の企業も3社内定を頂きましたが、前述のとおり関西の企業の仕事内容は品質管理や営業だった為、仕事内容と給料を考えると私は関東の企業で働きたいと思っていたのですが、家族はそうはいきませんでした。
妻もおり、子供も小さかったのでいわゆる 「嫁ブロック」 に遭い、一度は行きたかった企業2社の内定を辞退する羽目になってしまいました。
長きにわたる説得により最終的には家族で関東に移り住む事にはなりましたが、家族のいらっしゃる方は転職活動をする上で、嫁の理解を得るのは最初に行っておかねばならない仕事だと言えます。

そんなこんなで、やはり辞退した企業に入社し、働きたいという気持ちが抑えられず、小中出様に再度相談し、一度は内定を辞退したものの、もう一度内定辞退を覆し、小中出様を通じて企業にその意を伝えたところ是非働いてほしいという返事を頂き、2016年4月からその会社で働く事になりました。
通常、一度内定を辞退した会社に頭を下げても採用して下さる事はほとんどありません。
ここでも小中出様の話術と信頼関係でなんとかOKして頂いた部分が大きいのではないかと思っております。

4月からその企業で働く事が叶った訳ですが、私が新しい企業に求めた事は
・電力会社での実務経験を活かせる事が出来る業務
・学歴によって差別されない会社
・大企業病がない会社
などです。
その企業は私のニーズを完璧に満たすものだったので、今回の転職活動に非常に満足しております。
エリートネットワーク様、小中出様、本当にありがとうございました。

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