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高専出身者の『転職体験記』

高専卒27歳女性、機械メーカーのセールスエンジニアから、人材会社の営業職に

Information
    • 板垣 美保 氏 / 27歳
    • 奈良工業高等専門学校 電子制御工学科 卒
      TOEIC 650点
      低圧電気取扱特別教育、床上式クレーン特別講習、玉掛技能講習 受講済み

① 高専に入学しようと思った理由、高専で学んだこと、就活での志向

高専に入学しようと思ったのは、「最先端の生きた技術を身近で学びたい」「手に職をつけたい」という思いからです。実際に講師陣は現役の教授ばかりで、広く様々なことを学べたと感じています。
就活の際は「自分が楽しみながら長く働けること」を第一に考え、人と話すことが好きな私は技術者でありながら営業活動もできる、工作機械メーカーの技術営業の部署へ配属されました。

② 入社した会社での今日迄の担当業務や実務経験、高専で学んだ知識が活かされた場面

入社前より心に描いていた通り、技術営業として営業職と技術職を掛け合わせたような業務に従事することができました。
具体的には、法人営業担当が顧客から依頼を受け、技術営業が商品である機械を用いて検証を行い、その結果を営業担当が顧客に報告し、受注を獲得するという流れです。
業務の中でPDCAサイクルの考え方やプレゼンテーション能力を身につけることができました。ここで、顧客からニーズを引き出すための基礎力を培ったように思います。

③ 今回転職するに至った理由

歴史もある日系メーカーらしく年功序列制が色濃い企業で、安心感がある一方つまらなさを感じていました。「いくら頑張ったところで給与に大きく響かない」という実感がモチベーションを削ぐ原因となり、転職活動に至りました。
また、長く勤務する中で成長実感を得られないようになったことも大きな要因です(これは(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの松浦さんに指摘されて初めて気が付きました)。
前職では確かに技術力も営業力も磨くことが求められましたが、本職の法人営業職とは違い顧客に直接営業をかけることができませんでした。商談の舵取りができない=売上が自身の成果である実感を得られないことが、成長実感に歯止めをかけていたと今更ながらに思います。

④ こだわったり、譲れないと考えた軸、逆に従来のこだわりを捨てた点

十分な給与が得られること、成長実感を得られることを大切にしました。
前職では年功序列制度のもと安定した給与を得ることができていましたが、更にチャレンジできるような環境に身を移し、自身の業務成果に合わせて給与が変動する現職を選びました。

⑤ 転職活動を通じて気づいた点

転職活動は数年前から大手エージェントにて細々と続けていましたが、高専卒という学歴が合う求人は自分には合わず、気になる求人はほとんど大卒以上が条件のため応募に踏み切れないことも多かったです。
そんな中で高専卒に強いというエリートネットワーク様を見つけ、藁にもすがる思いで登録したことを覚えています。
松浦さんにご紹介頂いた求人も大卒以上の条件のものが多くありましたが、書類の添削もお手伝い頂き、結果的に応募した企業の半数以上に書類選考通過のご連絡を頂きました。
応募条件を満たしていなくても、挑戦できる場合もあることを実感しました。高専卒の方には同じような思いを持つ方が多くいらっしゃると存じますが、ぜひ勇気をもって飛び込んで頂きたいです。

⑥ 次の職場に賭ける意気込み

次の職場は「未経験の業種、未経験の職種、実力主義」という厳しい環境です。今までの経験をを活かすも殺すも自分次第と考えています。
せっかく巡り会えたこの機会を存分に活用し、自身が求めていたように楽しく、長く働ける環境を実現していきたい思いです。

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