高専出身の転職は正社員専門のエリートネットワーク

実践的技術者を輩出する高専の特徴

高専のしくみ ~5年間一貫教育で技術者を養成~

高校・大学との違い


高専では高校・大学の教育システムとは異なり、中学校卒業から5年間の本科の教育にて実践的な能力をもつ技術者として社会へ進出します。また、より深く専門性を学びたい人は2年間の専攻科へ進学します。

高等専門学校(以下「高専」)の特徴として、独自の教育システムがあります。中学校卒業後の早い年齢段階から5年間の一貫した実践的専門教育を行います。
高専の講義では、1年次より段階的に専門科目を増やす「くさび型カリキュラム」によって、効果的に大学と同程度の専門的な知識・技術を身につけられるように工夫されています。一般的に大学で本格的な専門教育が始まるのは、一般教養課程を終えた3年生(20歳)以降からですが、高専では15歳から、博士課程を修了した数多くの優秀な教員から専門教育を受けることができます。本科の5年間に修得する技術や技能のスキルは、技術者にとって極めて大きなアドバンテージとなります。
また、より高度な技術者教育を行うことを目的として、2年間の専攻科が設置されています。専攻科の設置により、技術開発力、問題解決能力を備え、広く産業の発展に寄与できる高度で幅広い知識を持った技術者が誕生しています。専攻科の課程を修了し、大学評価・学位授与機構の定めた条件を満たした者は、同機構に申請して学士の学位を得ることができます。学士を得れば、大学の学部卒業生と同じ扱いとなり、大学院に進学できます。専攻科では、すでに企業で活躍している社会人技術者も受け入れており、企業との共同研究も可能です。

高専教育はこの点が優れている


くさび型カリキュラムにより年次が増えるごとに実験と実習を中心とした専門的な教育が中心となります。

高専は、高等教育機関にふさわしい実験・研究設備を備えています。学んだことを応用する能力を身につけるために、理論だけではなく実験と実習に重点が置かれています。卒業研究を通して、学生は、独立の精神を養い、創造性に富んだ技術者として開発設計を含めて研究する能力を育んでいます。産業構造の変化や現代の科学・技術の多様な進展などにも即応できるように、高専によっては情報デザイン学科、経営情報学科、コミュニケーション情報学科、国際ビジネス学科、生物応用化学科などの新しい学科も設置されています。これらの学科では、それぞれの分野でユニークで斬新なカリキュラムの下に教育が行われています。
また、高専では、地域産業界や地方公共団体等と連携して、効果的なインターンシップを実施しており、例年約8,000人の学生がインターンシップを経験しています。ほぼすべての高専がインターンシップを正規の授業に取り入れており、単位化を進めるなど、いっそうの推進に向け取り組んでいます。