実践的技術者を輩出する高専の特徴
到達度重視の教育 ~学生が何を学んだか?~
教育の量から質へ:モデルコアカリキュラム(MCC)
教育の焦点を「教員が何を教えたか」という量から、「学生が何をできるようになったか」という質へと転換するために、「モデルコアカリキュラム (Model Core Curriculum:以下MCC)」が策定されました。
平成30年度から国立高専に入学したすべての学生に対し、MCCに準拠した教育プログラムが導入されています。
MCCの目的と構成
MCCは、技術者として必要な人間力を育むための「モデル」と、国立高専が育成する人材が持つべき能力水準や修得内容である「コア」の2つで構成されています。
具体的には、リーダーシップ、コミュニケーション能力、エンジニアリングデザインなど、将来の技術者に求められるスキルの習得を目指しています。
KOSEN 4.0イニシアティブ
更に、各高専ではそれぞれの個性や特徴を活かしたカリキュラムを編成し、「KOSEN (高専) 4.0」イニシアティブを推進しています。
このイニシアティブは、「新産業を牽引する人材育成」、「地域への貢献」、「国際化の加速・推進」の3つの方向性を基軸にしています。
各高専は、これらの方向性を柔軟に組み合わせることで、自校の強みや特色を最大限に引き出し、伸長することを目指しています。
このMCCとKOSEN 4.0イニシアティブを通じて、学生が実社会で即戦力となるための教育の質保証を実現する取り組みを進めています。