高専出身の転職は正社員専門のエリートネットワーク

実践的技術者を輩出する高専の特徴

実践的な教育 ~実験・実習・コンテストと産学連携~

実験・実習

高専の教育は、専門科目も座学だけに留まらず、1年生から実験・実習を取り入れた体験的な学習を重視したカリキュラムが組まれています。卒業したらすぐに産業界で技術者として活躍できるように、最先端の実験・研究設備を備え、実践的な教育を行っています。高専の教員の9割は博士課程修了者であり、多様な背景を有する優れた方々が揃っています。
加えて、実験や実習の器具や設備を自ら図面を起こして作り上げることが出来る技術職員が各校に存在する事も見逸せない大きな特長です。
このように、最先端の実験・研究設備、質の高い教員等の環境により、15歳の時点から大学で行うような本格的な研究を手掛けることも可能であり、卒業研究では各学会で発表できるような高い水準のものもたくさん生まれています。

コンテスト

以下のような代表的なコンテストを皮切りに、多様な全国的規模のイベントが行われています。イベント内容にもよりますが、課題や目標に対し、学生たちが協力して、設計から実装まで全てを自分たちの手で行います。基本的に学生たちが主体的にコンテストへ参加するため、教員の指示通りに作るのではなく、学生たちが自ら考え製作します。また、設計から実装迄を享禄シテ行うことでチームワークや協調性も身につけることができます。

ロボコン
高専ロボコン(アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト)は、全国の高専生が、与えられた競技課題に従いアイデアと技術力を競う大会です。
「自らの頭で考え、自らの手でロボットを作る」ことの面白さを体験し、発想することの大切さ、ものづくりの素晴らしさを共有してもらう全国規模の教育イベントです。

プロコン
高専プロコン(プログラミングコンテスト)は、全国の高専生が、日頃のプログラミングの経験を活かして情報処理技術における優れたアイデアと実現力を競う大会です。
文部科学省等主催の生涯学習フェスティバルの協力企画として、地域社会や情報産業界と連携し開催しています。

デザコン
高専デザコン(デザインコンペティション)は、全国の高専生が、生活環境関連のデザインや設計等を競う大会です。
「人が生きる生活環境を構成するための総合的技術」としてデザインを競うことで、高専が目指す創造力と実践力に富む人材育成に寄与することを目的としています。

プレコン
高専プレコン(英語プレゼンテーションコンテスト)は、「英語が使える高専生」を合言葉に、全国の高専生の英語力向上策の一環として、また、企業・大学等の期待に応える「英語でのプレゼンテーション能力」を備えた高専生の育成を目的として誕生したコンテストです。
高専生らしい、ものづくりや科学技術に関するスピーチやプレゼンテーションが多く、審査員からは「大学工学部のプレゼンテーションコンテストと同等、あるいはそれ以上の質の高さ」と評価されています。

産学連携

地域との関連性
各校では「新産業を牽引する人材育成」、「地域への貢献」、「国際化の加速・推進」の3つの方向性を軸に、場合によっては複数の方向性を組み合わせ、各高専の強み・特色を伸長することを目的とした“KOSEN (高専) 4.0” イニシアティブを掲げています。
各高専の特色を生かし、地域密着したプロジェクトを行うことで地域貢献する活動をしています。

共同教育事業
独立行政法人国立高等専門学校機構(以下「国立高専機構」)では、リアルな経験を通して学生に実践的なスキルを身につけさせるとともに、学習に対するモチベーションを高めさせることを目的に、鳥羽商船高専を推進拠点校に指定して、学校のカリキュラムだけでは体験できない企業と連携した全国的な共同教育プロジェクトを実施しています。日本マイクロソフト株式会社をはじめ、オムロン株式会社、ヤフー株式会社、日本ナショナルインスツルメンツ株式会社、株式会社NTTドコモなどの企業が参画しています。
高いレベルへ挑戦できるフィールドや、他の高専生と協働して取組むプログラム、最新テクノロジーを学ぶコンテンツ等を体験することで、社会が求める「職業教育」や「キャリア教育」を受ける貴重な機会となっています。

情報セキュリティ人材育成事業
近年増加しているサイバー攻撃などに対応できる「情報セキュリティ人材」を育成することがわが国の喫緊の課題となっています。このニーズに応えるため、国立高専機構では平成27年度から情報セキュリティ人材育成事業に取り組んでいます。
この事業では、15歳からの早期情報セキュリティ教育を提供することにより「飛び抜けた情報セキュリティ人材の育成」および「全ての学生が基本的なセキュリティスキルを身につける」ことを目指しています。