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高専出身者の『転職体験記』

原子力発電所から、未経験でゲームプランナーに

Information
    • 丘村 勇樹 氏 / 26歳
    • 茨城県立 土浦第一高等学校 卒
      北海道大学 理学部 地球惑星科学科 卒
      北海道大学大学院 環境科学院 環境適応化学コース 修士課程修了
      TOEIC 915点

①新卒就職活動時の志向

 大学院を卒業後、安定して収入を得られる仕事に就きたいという思いから電力会社に就職しました。学生時代は化学的手法を用いた研究を主軸に行っていたため、その経験を活かしたポジションを手に入れる事ができました。

 就職活動開始時から第1志望を電力会社としていたものの、当時、電力業界やその仕事にあまり興味はありませんでした。それでもその業界を選んだ理由は、「仕事はお金を得るためのもの」と割り切り、内容よりも安定性を重視し、そのほかの時間を充実させる事で、満足度の高い安定した人生を送る事が出来ると考えていたためです。

 昔からゲームが大好きであった為、ゲーム業界への就職も考えていましたが、コンシューマータイトルの開発費用の増加によるビジネス的な不安定性への不安や、安定性を捨てる理由となるほどその仕事を好きになれるか確信が持てなかった事もあり、結局応募はせずに就職活動を終えました。

②転職の背景

 無事第1志望である電力会社に就職し、安定した給与を得、空いた時間は趣味に当てるという、思い描いていた通りの生活を送っていました。しかし日々仕事をこなしていく中で、24時間のうち起きている時間の多くの割合を費やす「仕事」を、ただの義務としてこなすか、本質的に興味を持って没頭出来るものとしてこなすかによって人生の質が天と地ほど変わってくるのだと感じる様になりました。

 私にとって果たして本質的に興味を持ち、時間を忘れて没頭出来るものがあるか? と考えた時、その答えはゲームしかありませんでした。「就職したら3年は頑張れ」と一般的には言われていますので3年間は働こうという気持ちもありましたが、ゲームに関わるという仕事の魅力が当時の仕事と比べてあまりに大きく、入社して約1年で退社する事になりました。

③転職前に英語の勉強の為に海外へ

 ゲーム業界への興味が増していく中でも、当時勤めていた会社の為の勉強は日々継続していました。その中で最も力を入れていたのが英語の勉強であり、退社を決めた頃にはTOEICで900点を超えるスコアを獲得する事が出来るようになっていました。しかし話す能力は全く身についておらず、ゲーム業界で働く事を考えても武器になるだろう英語力を、使えるレベルにまで上げたという思いを抱くようになりました。

 転職後は英語の勉強よりもゲーム作りの勉強に時間を費やしたいと思っていた事から、転職前に「使える英語」を身につけようと考え、ゲーム会社への転職活動を始める前に1年間カナダへ渡り、英語環境で仕事をしつつ英語力の向上に努めました。この経験は自分にとって非常に貴重なものとなり、英語だけではなく海外の文化や考え方に触れ、吸収し、グローバルな視点や物の考え方を身に着ける事が出来ました。

 またこの期間に、ゲーム業界に入るための準備としてゲームエンジンの勉強を始めました。

④転職の軸,こだわり

 1年間の海外生活が終わり、日本に戻ってゲーム業界への転職活動を始めました。転職活動をしていく中でこだわっていたのは、プランナーとして就職するという点です。これはゲームエンジンの勉強を通して行った自作ゲーム作りの中で、「面白さをどう論理的に構築するのか」という部分を突き詰めて考えていく作業が最も面白いと感じたためです。
QAやデバッガーからプランナーを目指すというキャリアプランもありましたが、ゲーム業界未経験であってもプランナーとして採用される可能性がある以上、そこにチャレンジしたいと考えていました。

 逆に譲ってもいいと考えていたのは、コンシューマー機向けのゲームを作る会社への就職です。私は個人的にソーシャルゲームに魅力を感じない人間であるため、当初はコンシューマーゲームの会社に就職を希望していました。しかし業界未経験からそのような会社を目指す場合、選択肢があまりに少なくなってしまう事を知り、ソーシャルゲーム開発で経験を積み、将来的にコンシューマー機向けのゲーム開発を目指すというプランを描くようになりました。

⑤転職活動を通じて学んだ点、気づいた点、反省点

 ゲーム業界への就職において、業界未経験であるという点が非常に大きな弱みとなると思い知らされました。新卒での就職活動時は、実務経験に依らず様々な会社が歓迎してくれましたが、転職は即戦力である事を求められる場合が多く、未経験での転職活動ではそもそも書類が通らない事が殆どでした。

 もう一つ気づいた点は、自らの過去の努力を目に見える形で残しておくことの大切さです。例えば英語力をTOEICという目に見える形で残しておいた事や、ゲームエンジンの勉強の成果を自作ゲームという目に見える形で残しておいた事は、アピール材料として非常に役に立ちました。ゲーム業界への転職において、業界未経験者はそれだけでスタートから出遅れている状態ですので、多少なりともインパクトを与えられるような努力とその結果を用意してアピールする事は必要だと感じました。

 反省点は、企画書を作る練習をもっと多くしておくべきだったという点です。プランナーとして転職活動をする場合、当然企画書の提出を要求される場合が多いわけですが、私はゲーム企画書の書き方を全く勉強しないまま転職活動を始めてしまい、最初の数週間はそのせいで非常に苦労しました。ゲームの企画書というものはインターネット上にも実例があまりなく勉強し辛くはありますが、ゲームプランナー用の書籍などには書き方を丁寧に示したものもあるのでそれらを使って先に勉強しておくべきだったと反省しています。

⑥次の職場にかける意気込み,業務内容

  現在入社して約3週間になりますが、前職に比べて遥かに仕事を楽しむことが出来ていますし、この仕事を選んでよかったと心から思っています。同時に、本質的に興味を持てる事を職業にする事で、ここまでモチベーションが上がるのかと驚きを感じてもいます。

 業務内容としては、ソーシャルゲームのプランニングやKPI分析を行っています。全く興味の無かったソーシャルゲームでしたが、各要素に施された工夫を論理的に理解し、その知識を活かして新しい遊びを考える工程は非常に面白く、仕事が終わって家に帰ってもその事を考え続けてしまうほどです。

 まだまだ未熟ではありますが、人の2倍,3倍努力する姿勢を貫き、結果を残していきたいと考えています。

⑦エリートネットワーク様にご助力頂いた感想

 今回、エリートネットワークの転職カウンセラー 高橋様にお世話になりましたが、相談させて頂く前に、すでに2社ほど大手の転職エージェントのお世話になっていました。どちらのエージェントの方からも、ゲーム業界未経験から正社員としての採用を狙うのは厳しいと告げられ、アルバイトからの採用も視野に入れて転職活動をする事を勧められていました。また、紹介して頂けたのは業界未経験可という条件のついた募集のみであり、少ない選択肢に向けて出した書類も中々通過しないという状況が続いていました。

 そんな中たまたまエリートネットワーク様のサイトで魅力的な募集を見つけ、応募できないか相談させて頂き、ゲームプランナーとして働きたいという強い気持ちを伝えたところ、経験者を募集している会社の募集にも積極的に応募してみようという前向きな言葉を頂きました。面談をする中で、他社のエージェントの方と比べて私の気持ちや望み、スキルを理解し、応援しようとする気持ちを圧倒的に強く感じ、これまでとは違った期待感を抱いた事を覚えています。

 その後多数の会社に積極的に応募を続け、結果的に業界経験者を募集していた会社様から、未経験であるにも関わらず内定を頂くことが出来ました。

 可能性を信じ、前向きな提案を続けてくださった高橋様のご助力無しでは今回の転職活動は成功しなかったと考えていますし、様々な面からサポートして頂いた事を心から感謝しております。本当にありがとうございました。

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